これからの自動車部品商の役割とは?
ネットや量販店など個人でも簡単に自動車部品が格安で手に入る時代に自動車部品商はどのようにして整備工場との関係を築き継続してゆくのか。
さらにはどのようにして利益を上げていくのか。
私は自動車部品商に求められている事は『考える力』と『観察力』だと思っています。
私も頻繁に自動車を利用します。
その中だけでも自分自身で感じた不安や悩み、感じた事を基にいくつかの簡単な『サービス』を書いてみたいと思います。
『そんなん解ってるわ』とか『そんなん当たり前やん』といったようなネガティブな感情で読んで頂くと少し悲しいですが、「なにかやってみようかな」とポジティブに捉えて頂けたら幸いでございます。
これからの自動車部品商の役割とは?【小さなアクションを起こす整備工場が生き残る?】
①自分が求めているものは他のユーザーも求めていると考える
私はフィアットパンダに乗っています。
私自身はじめての輸入車ユーザーなんですが、国産車では感じた事の無かった『疑問』や『不安』に直面する経験をしました。
あくまでもフィアットパンダがどうってことではないんですよ(笑)あるかも(笑)
ですが少なくとも同じフィアットパンダユーザーが私と同じことを思ったりしているかもしれませんよね?
そうやってユーザーの潜在的な不安や悩みを掘り出していくと提案に繋がると思うんです。
②クリアな視界を確保するだけで『感動』した
それは雨の日です。
私のフィアットパンダに装着されている純正のワイパーはビックリするぐらいビビります。
かなり不快なレベルで。
笑ってしまうぐらい拭きも悪く悩んでいました。
そこでベロフの自己撥水ワイパーと出会いました。
こちらはベロフのワイパーについての過去記事ですので宜しければ目を通してみて下さい。
私がリスペクトしているメカニックさんの推しということもあり迷わず取り付けてみましたがこれがまた良かった。
ワイパーで拭くごとに撥水効果が発生し視界がみるみる良好に。
更に肝心のビビりは一切なくなりました。
こんなに素晴らしい商品は是非おススメして皆様の悩みも解決してもらいたいというワクワクに繋がる訳なんです。
ロングラン商品は歴史で語る!ではありませんが、
- 内窓の掃除はクリンビュー
- ガラスの油膜取りはキイロビン
- 簡易撥水コートはガラコ
は、定期メンテの定番にすると常にクリアな視界が保てると思います。
でもこのガラスメンテをユーザーの皆様が全員知っていて定期的に行っているか?というと絶対に行っていないユーザーの方が多いはず。
では整備工場さんで自動車を預かった時に洗車のプラスαで作業を行う。
『¥〇〇〇でガラスメンテしときましょか?』
『自己撥水ワイパーで視界を良好にしませんか?』
と声をかける。
声のかけ方にも工夫が必要ですよね。
男性・女性・自家用・商用・若者・高齢者などユーザーによって勧め方が変わりますから声掛けの回数が増えていくごとに『こんな方にはこんな勧め方』みたいな方程式ができれば気持ちよくオーダー頂けるんではないでしょうか???
整備工場さん側から見ても1点1点はそんなに高価なものではないので在庫リスクは少なく始められるのでハードルは低いですよね?
と、言ったような提案をしてみるのはいかがでしょうか?
③簡単な作業で黄ばんだヘッドライトがキレイになって『感動した』
先日、記事にもしたんですが『ヘッドライト黄ばみ取り&コーティング』はまだまだ需要があると思うんです。
こちらは過去記事ですので宜しければこちらもご覧ください。
この記事中でも言ってたんですが、街中には黄ばんだヘッドランプがたくさん走っています。
本当にそのクルマに乗っているユーザーはそのままでいいと思っているのか?
それともキレイにクリーニングできる事を知らないのか?
それは直接聞いてみないと解りませんが、
こんなに目に見えてキレイになるものを見て喜ばない人は少ないんではないですか?
『ヘッドライトが黄ばんで汚れてるんですがキレイにしておいても宜しいですか?』
と声掛けをしたら(価格帯にもよりますが)『結構です』と仰るユーザーがどれぐらいの割合いるのか。
聞くだけ聞いてみる価値はあるんではと思いますね。
私が記事にしていたケミックスのスーパースキットは洗車のついでにこの溶剤でヘッドライトを拭くだけ。
それでプラスαの作業賃を頂く。
やはり声掛けにかかっているんですかね。
④まとめ
自動車部品商の役割とは?
いつも考えている事ですが受け身の業務に終始していまい本来の役割を果たせていないのが現状です。
ですが、イチ自動車部品商としての願いはいろんな提案を続け整備工場さんにすこしでも『アクションを起こしてほしい』ということです。
もちろん、整備工場さん側もメカニック不足・スタッフ不足で満足なサービスが行き届いていない場面があると思いますが、そんな状況だからこそお互いに『考えて』ユーザーを『観察』して満足して頂けるサービスを行うためのアクションを起こしていきたいと思っております。
継続は力なり。
『そんな小さな事』と思わず続けていればユーザーの満足に繋がると信じています。
まだまだ伸びしろはあります。