自動車業界はいよいよ二極化を迎えているのではないかという今日このごろ。
特定整備の認証を取得し、しかるべき整備機器をいち早く導入する未来ある整備工場もあれば助成金の存在すら情報が無く「高い」「そんなんいるの?」みたいな凝り固まった考えで今まで通りのビジネスを淡々と続ける整備工場。
これはそれぞれの未来なので別に私がどうこう言えることではないですが、
これからも継続していくためには前者の行動が絶対に必要なのは言うまでもありません。
日々の小さなサービスや施工・案内をしっかりと継続する事が大成のカギだと思っていますがこの『小さな事』を何かと理由を付けて行動に移さないと何も変わりませんしユーザーさんはなにも知らないまま、何も変わらないままサービスの行き届いた他の整備工場にユーザーさんが流れてしまうという悲しい事態に。
さらに価格でしか対向できず割引合戦に突入です。
先日、株式会社スターさんのブレーキディスクローター研磨機の勉強会に参加する機会がありました。
開口一番、この研磨機が数年前からディーラーさんを中心にバズっているんですという言葉から入りまして興味深々の私はすぐに耳がでっかくなっちゃったわけです。
一部の県内では地域全体がこの研磨機を所有するという広がりを見せているということ。
全国的にみれば関西ではこれからの展開というこでさらにチャンスあり!
私が「お!」と思ったポイントが3つ
- 誰でも簡単に作業ができて仕上がりが一緒!
- 穴アリやスリットローターも研磨可能!
- 儲かる!
①誰でも簡単に作業ができて仕上がりが一緒!
ガソリンスタンドのアルバイトのお兄ちゃんから老舗整備工場のベテラン整備士もセッティング方法は同じ。歯をセットしてスタートボタンを押すだけ。
整備工場のベテラン整備士なら「もう少し使用できますよ」とか「交換時期ですね」とか現状報告も丁寧にしてあげれば信頼度UPです。
②穴アリやスリットローターも研磨可能!
穴アリディスクやスリットの入ったディスクは研磨機では難しかったんですがこのオートディスクレースなら歯が動かずディスクが動き、且つ歯の「線」で削る為可能に。
輸入車はとくにブレーキメンテナンスが重要でディスクやディスクパッドの交換をよく行うなかでディスクのメンテナンスはユーザーさんにかなりリスク低減を提案できます。
③儲かる!
シンプルに儲かります。
一枚¥2,500-x4輪分で¥10,000-としてもすべてが利益です。
そして、このローター研磨を車検パックに組み込むとディスクパッドの交換が劇的に伸びたという統計がでたそうです。
もちろんディスクローターの寿命がきたら交換するわけなので。
ブレーキメンテナンスはユーザーさんにとって最も「疎かにできない」部分なので
予防整備の提案がかなり通りやすいとも仰っていました。
さらに、我々が良く勘違いしていること。
ブレーキの鳴きはパッド側ではなくディスク側にあるということ。
ブレーキディスクのあたり面が黒光りしている部分が音鳴きの原因ということ。
そらディスクパッドを何回交換しても鳴きが止まらんわけや・・・
この機械、MADE IN JAPAN
株式会社スターがあらゆる研磨機を入手し『えぇとこどり』して作成した最新機器。
是非海外でも評価されてほしい。(すでに評価されてるかもしれんけど)
実際に施工作業を見せて頂きました。
青い本体は実にコンパクトで場所を取りません。
重さは66キロ
ディスクをセッティングするシャフト部分。
従来の研磨機みたいにセンター出しは不要。
なんならセンター出しって意味ないそうです・・・
これはデモ用のディスクなので研磨済になっていますが実演として。
写真右側の面をダブルアクションなどで平らに整えます。
それだけ。
シャフトへ通します。
直径360mmまでのディスクがセッティング可能。
大体の国産乗用車は使用できるとのこと。
一部、ハイエースやトラックなどセンターの穴が大きいディスクを研磨する場合は別売りの専用コーンでセッティングが可能に。(メーカーさんへ相談してくださいとのこと)
歯でディスクを挟んでいきます。
写真は少しわかりづらいですが、左右の歯が平行に整っていなくても問題なし。
軽サイズのディスクなら数分で作業完了。
これだけ早かったら出張研磨も可能やん!
歯は三角形になっており多くの12か所の角をローテーションで使用する為、コスト軽減
ちなみに整備戦略という業界誌にも掲載されました!
作業動画です。
メンテナンス方法はメーカーから動画紹介!
整備工場でのサービスはかなり短調化している中で車検に絡めてルーティンとして取り組んでいくイメージがしやすいのではないでしょうか?
ボーリング屋さんが閉業していくなかでディスクローター研磨は整備工場の「武器」と変化しています。
是非検討してみて下さい。
必ず明るい未来が見えてくるはずです!
購入方法は自動車部品商やメーカーへご相談下さい。
デモ説明の依頼やオートディスクレースについてのご質問でもなんでもOK!
AMAZON・楽天でも販売中。