クルマとバイクのTムラブログ

SWM・グランツーリスモとFIATパンダに乗る自動車部品商Tムラがバイクや車に関する記事を書いています

SWMのバイクを中古で買って初めてオイル交換をしました【初心者でもできました】

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SWMのバイクを購入して約半年。

快調に走り続けて早数千キロ。

定期的に行わないといけないのが「オイル交換」なんですが

自分でオイル交換したいけどどうやったらいいの?

オイル交換をするのに何が必要?

輸入車だけどどこに気を付けたら良いの?

 

という疑問をお持ちの方々の為に解りやすくご説明していきます。

 

SWMのバイクを中古で買って初めてオイル交換をしました【特別なものは何も必要ありません】

 

 

この記事について

この記事は2020年秋にSWM・グランツーリスモを中古車で購入したTムラが

約半年乗り続けて迎えた初めてのオイル交換で学んだ事・工程をご紹介します。

 

この記事を読んで頂きましたら

『SWMグランツーリスモのオイル交換をしたいけど情報が無さ過ぎて何も分からない』

という人の問題はほぼほぼ解決します。

 

またSWMのバイクに乗りたいなと思っていても

なかなか購入まで踏み切れないという方の為にもっと身近に感じて頂ければと思い

書いております。

 

どなたかの気持ちを動かすことができれば幸いです。

 

 ①オイル交換をする環境・場所を決める

まずは当たり前の話ですがオイル交換をする前にバイクを長時間おける場所を確保しましょう。

できれば屋根のある敷地内が好ましいですが屋根の無い場所での作業しかできない場合は2時間ぐらいは雨が降らない事を確認してから始めた方が良いです。

時間帯も夕方や夜になりそうな場合はできるだけ避けた方が良いので朝から日中がベストです。(私は仕事終わりに行ったので真っ暗になり苦労しました💦)

 

②オイル交換時に準備するもの

オイル交換で準備するものは下記の通りです。

  • エンジンオイル・・・3リットル
  • オイルのドレーンプラグガスケット(パッキン)・・・2枚
  • オイルフィルター(オイルエレメント)・・・交換する場合は必要
  • オイルフィルターケースのオーリング・・・交換する場合は必要
  • 段ボール・・・オイルがこぼれても大丈夫なように少し大きめのもの
  • エス・・・できれば少し多め
  • ラチェット
  • 17mmのボックスソケット・・・ドレーンプラグ部分に使用
  • 8mmのボックスソケット・・・オイルフィルターケース部分に使用
  • オイル受け皿・・・廃油入れ
  • パーツクリーナー・・・少量
  • ゴムハンマー・・・オイルフィルター交換時に使用
  • ニトリル手袋
  • オイルの受け口・・・2サイクルオイルの口で代用
  • オーナーズマニュアル・・・日本語版をネットからダウンロードできます
  • ライト・・・暗くなりそうでしたら必ず必要です。

ちなみに私は暗くなってからライトが必要になったのでLEDライト付きのネックウォーマーを使用しかなり重宝しました。

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これぐらい用意できましたら完璧です!

過去記事で準備編の記事を書きましたので参考になりましたらご覧ください。

 

www.daikoku26.com

 

 

③オイル交換の工程

さて、始めましょう。

工程1.エンジンをかけ温めてからエンジンを止め、右側のサイドカバーを外す

まずは1度エンジンをかけ数分待ち、エンジンを温めます。

温まったらエンジンを止めます。

右側のサイドカバーは上部2か所と下部1か所の合計3か所で止まっています。

下部1か所は手前へ引けばカバーのオス側が抜けます。

上部2か所は上へ押し上げると外れます。

「手前へ引きながら上へ押し上げる」って感じです。

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工程2.段ボールを下へ敷き、廃油の受け皿をセットする

段ボールを敷き、廃油の受け皿をセットします。

注意点としてはドレーンプラグを外した時、勢いよくオイルが出てきますので

ドレーンプラグの真下から少し出口方向まで受けられるようなものが良いです。

こぼれたらめちゃ汚れて大惨事です(笑)

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工程3.ラチェットに17mmのソケットを装着し、下向きのドレーンプラグを外す

ラチェットに17mmのソケットを装着し、下向きのドレーンプラグを外します。

注意点はドレーンプラグの横のボルトが邪魔をしてスパナやメガネレンチが大変使いにくいのであえてラチェットとソケットを使用しました。

また、緩めるときは最初のかたいところだけラチェットで緩めてからあとは手で回すのが正しいです。

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工程4.エンジン左側のドレーンプラグを外す

下向きのドレーンプラグと同サイズのドレーンプラグがエンジンの左側にありますので

同じ工程でドレーンプラグを外します。

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工程5.ラチェットに8mmのソケットを装着し、オイルフィルターケースをボルトを2本外す

ラチェットに8mmのソケットを装着し、エンジン右側のオイルフィルターケースのボルトを外します。ちなみに長い方が進行方向の前側・短い方が後ろ側です。

また、ケースのカバーがガスケットで密着しているのでゴムハンマーを使って上からトントン叩くとちょっとずつ外れていきます。

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工程6.オイルフィルターとケースカバーのオーリングを交換し、カバーを戻す

今回は諸事情で交換する事が出来なかったので取り付け部のみパーツクリーナーで掃除して元へ戻しました。(用意したオイルフィルターの形状が違ったので解かり次第追記します。。。( ノД`)シクシク…)

 

工程7.下向き・横向きのドレーンプラグに新しいドレーンプラグガスケットを装着し組付ける

下向き・横向きのドレーンプラグに新しいドレーンプラグガスケットを装着し組付けます。オーナーズマニュアルには締め付けトルクが記されていますが(締め付けトルク:20Nm-2.0kgm-14.75ft/1b)トルク値を図る工具が無いので締め付け過ぎないよう注意して組付けます。(強く締め付け過ぎるとオイル漏れの原因になりますのでお気をつけて。)

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ちなみに、ドレーンプラグはマグネット式になっていて2個近づけたらくっつきました笑

これはオイルパンの中の鉄板を取るためのものだそうです。

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工程8.給油口からエンジンオイル1.7Lを注入しエンジンをかけ数分そのままにする

いよいよ新しいエンジンオイルの出番です。

今回、用意しましたのはMOTUL 5100 4T 10W-40 を3L

SRの時からこちらのオイルを使用しており絶対的な信頼があります。

まずは3Lのうち1.7Lから2.0L注入しエンジンをかけて数分間そのままにして

オイルを循環させます。

注意点は給油口がかなり小さい為、オイルがうまく注入できなかったので

2サイクルオイル用の口を利用して少しづつ入れることにしました。

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工程9.残りのオイルを注入し完了

エンジンを数分かけたあと、エンジンを止めて残りのオイルをすべて注入します。

全量注入後、オイルレベルゲージで適量入っていることを確認し完了です。

注意点はオーナーズマニュアルでは全量で2.7Lとなっていましたが私の車両は3Lすべて入って適量でした。

 

④オイル交換後に気を付ける事

オイル交換後に気を付けることは「オイル漏れ」です。

すこし試走してからドレーンプラグやオイルフィルターケースからオイル漏れやオイル滲みがないか確認することをお勧めします。

オイル漏れに気づかないとトラブルの原因になりますので気を付けてください。

(私の車両は大丈夫でした👍)

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⑤オイル交換をバイク屋さんへ依頼する手もある

そもそもの話、SWMのバイクのオイル交換は自分でしないといけないわけではありません。準備の段階で「むずかしいなぁ・・・」と思った方はSWMのバイクの販売店や近くのバイク屋さんへ相談する事をおススメします。

もしかすると販売店以外のバイク屋さんへ依頼すると部品が手配できず断られる???可能性の無くはないので販売店の方が話は早いと思います。

私が車体を購入した愛知県・江南市のココブルーさんは間違いなく丁寧に対応してくださいますのでお困りの方は是非ご相談されると良いと思います。

http://cocoblue.jp/

 

SWMのバイクは輸入車だけど全く問題ない

SWMのバイクはイタリア発の輸入車ですが国産車と全く変わらずメンテナンスできます。当然、自己解決できないトラブルもあるかもしれませんが販売店へ相談すれば全く問題なく乗り続けることができます。

バイクは一目惚れとか多いじゃないですか。

乗りたいと思ったら乗ってみた方が良いです。

わたしはグランツーリスモに乗ってそう思いました。

是非とも増車や乗り換えもポジティブに考えてみてください。

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