日本国内では軽自動車・軽トラックは生活に欠かせないツールです。
特に荷物を運ぶような仕事をされている農家さんや工務店さんは無くてはならない存在ですよね。
自動車部品商にとってもタイヤは一番主要な販売商材でして、販売には力をいれているわけです。
当然のことながら、この12インチは主要な売れ筋サイズで夏タイヤ・冬タイヤともにたくさん仕入れ・販売をしております。
そんななかでの12インチ販売終了のお知らせ。。。
2025年3月をもって生産・販売の終了ということです。
書面が届きました。
生産終了対象商品
TOYO V02e
145R12 6PR
145R12 8PR
155R12 8PR
145/80R12 80/78N
145/80R12 86/84N
TOYO IA06
145/80R12 80/78N
SD-k7
135/80R12 68S
145/70R12 69S
145/80R12 74S
155/70R12 73S
GARIT G5
145/80R12 74Q
935
155/80R12 88/87N
販売継続商品
935
145/80R12 80/78N
145/80R12 86/84N
OPENCOUNTRY R/T
145/80R12 80/78N
書面内では『昨今の市場環境に鑑み』という文言でしたが、実際のところは
どうなんだろうと思いTOYOタイヤへ問い合わせてみました。
すると大きく2つの理由を教えて下さいました。
1.メーカーの方向性
世界三大カスタムカーの祭典「SEMA Show 2024」にTOYO TIRESブースを出展 | プレスリリース | TOYO TIRES(トーヨータイヤ)企業サイト
TOYOタイヤは北米で売り上げ好調なように日本市場だけでなくグローバルな目線で生産を行っており、タイヤショップの値下げ競争や格安ブランドの台頭から生産性・採算性を鑑み日本の12インチ市場から手を引くという方向性となったようです。
国内では4大メーカーの中に入る中で、知名度や販売額を考えると厳しい戦いになるのではないかと思うところもありますが大きなチャレンジだと思います。
国内生産工場
日本国内には生産工場が2工場しかなく総生産数を考えた時に最近の新車サイズの高インチ化などにより生産時間やコストがかかっている為、12インチの生産量を削るという方向となったようです。
今後の方向性
オンもオフもトーヨータイヤ最強説?! オプカンとプロクセスが愛車のパフォーマンスを変える…大阪オートメッセ2025 | レスポンス(Response.jp)
先日、開催された大阪モーターショー2025へ行ってきましたが、SUVやミニバンのカスタムカーにTOYOのオープンカントリーが非常に多く採用されていました。
ジムニー5ドア『ノマド』は受注5万台で一旦停止という異常事態となりましたが、ジムニーのカスタムでもこのオープンカントリーは多く仕様されていて大変人気です。
またスポーツストリート系にはプロクセスシリーズをラインナップとしオリジナリティを確立しつつあります。
部品商としてもTOYOタイヤを拡販するためには下記の項目が必要と考えます。
- ・TOYOの強みとなる魅力をつかみ提案する
- ・12インチをはじめとする軽サイズタイヤの売り方の戦略(メーカー・価格)
- ・認知度の向上と完全性・性能の信頼性向上
ホワイトレターカッコいいですよね!
TOYO=ホワイトレターというイメージも付いてきたので、今後はもっとサイズ展開を増やしていろんな車のカスタムの一助となってくれたらもっと需要があるのでは?と密かに願っております。
ありがとうございました。