クルマとバイクのIamtamuraブログ

SWM・グランツーリスモとFIATパンダに乗る自動車部品商Iamtamuraがバイクや車に関する記事を書いています

日本に必要な愛車リテラシー【車検を通すことは安全なカーライフが保証されたわけではない】

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さて質問です。

 

あなたの愛車のタイヤサイズをご存じですか?

 

あなたの愛車の次回車検は何年何月ですか?

 

 

 

 

 

自分が乗っているクルマを「クルマ」と呼ぶ人もいれば「愛車」と呼ぶ人もいるでしょう。

 

私は先日、仲良くして頂いている自動車整備工場さんとお話することがあり、ハッとさせられました。

 

「修理の経緯をお客様に逐一確認してもらってます。」

 

え?

 

大体、ユーザーさんは整備工場さんにクルマを預けて点検や修理、車検が完了して晴れて納車...というときに再会するのがスタンダードだと思うんですけど修理中にどんな修理をしていて、どんな状況で、さらには最終的な修理の選択を確認していますと聞いてビックリしました。

 

整備工場のメカニックさんからこんな案内がきます。

 

○○さんの愛車を診断機に繋いで診断しました!(診断機の画面を見る)

「▲▲センサー不良」と診断がでました。

周辺の点検からパイプの破損が発見されました。(現車の破損部を見る)

パイプの破損は部品交換が必要です。

▲▲センサーはパイプ破損の影響をうけて「不良」と診断された可能性もありますが念の為交換しますか?

 

自分の愛車がどのような状況になっていてどういう修理が必要なのか知ることができたら安心しませんか?

修理費用についても「ここのパイプを交換してもらったんだな」とか具体的に理解することができて納得できますよね。

 

例えば他にも知っておいた方が良い事はいくつかあります。

 

  • 次回車検の日程
  • オイル交換の時期
  • タイヤ交換の為のサイズと使用状況
  • バッテリーが弱っていないか?

などは代表的な例だと思います。

 

一昔前までは整備工場からハガキが届いたり電話連絡で「もうすぐ車検ですよ」

みたいな案内が来ることが当たり前でした。

 

今では人手不足などの影響によりそのような連絡を行っていない整備工場も少なくはありません。

車検はユーザーの義務ですので自分で時期を確認しておくと資金や段取りなどスムーズに行えるでしょう。

 

オイル交換も自動車を長持ちさせるには重要なメンテナンスです。

3000キロ~5000キロごとに交換するのが目安ですので前回交換からどれぐらい走行したか確認しておくとよいです。

 

また車両ごとにグレードや粘度・油量が決まっていますので事前に調べておくと尚良いでしょう。

 

タイヤはゴムなので消耗します。

溝が減ってきたりひび割れには要注意です。

また給油の時に空気圧の点検をしておくと安全です。

 

パンクなどの思いがけないトラブルに備えてタイヤサイズを確認したりパンク修理剤の準備も重要です。

焦らないように準備しておきましょう!

 

特に冬になるとバッテリー上がりなどのトラブルが大変多くなります。

定期的な充電やバッテリーの交換など電力はフレッシュな状態が望ましいです。

 

バッテリーの容量やサイズも確認しておくと良いと思いますよ。

 

ワイパーの点検やヘッドランプ球やテール球の点検など言い出したらキリがないですが愛車の変化に気づけるようになることが重要だと思っています。

 

車検が済めば「安全な車両」になったというわけではありません。

 

ユーザーのご要望により予算や納期の都合で「車検を通す為だけの整備」を行う場合もあり得ます。

 

「他社よりも安いのでうちで車検してください~」スタイルの場合は大変危険で2年間安全に乗るための整備ではなく「車検を通す為だけの整備」をしてしまいユーザーが理解していなかったらトラブルに発展しかねません。

 

安心で安全なカーライフのために、

まずは愛車の状況を良く理解して「愛車リテラシー」を高める取り組みを行っていきましょう!