※2021年5月26日
入荷した商品の答え合わせをしました。
愛知県のミヤセ自動車が創りだしたコペル・ボニート。
ロールスロイスを思わせるブリティッシュなフォルムは何度見ても飽きることはありません。
私は前回、「コペル・ボニートの補修部品を探してほしい」というご依頼でいろいろと試行錯誤した経緯を記事にしました。
宜しければ一度ご覧ください。
それから約1カ月の間に辿ったその後の経緯と部品を特定することができた経緯をご紹介致します。
コペル・ボニートを所有しているけど故障したらどうしよう・・・
コペル・ボニートを修理したいけど部品がない・・・
コペル・ボニートの部品をどうやって探せばよいのか・・・
というコペル愛溢れる方々のお悩みを解決できれば幸いです。
この記事について
この記事は、自動車部品商で15年以上勤めている私、Tムラが好奇心とこれまでの経験を活かし様々な問い合わせに応えていく様子をご紹介しています。
同じ問題を抱えた方が私の記事を見て解決していただけるととても嬉しいです。
コペル・ボニートの部品を注文しました【詳しく説明します】
①今回探している部品
今回私が探している部品は3点でした。
- ヘッドライトのアウターリム
- フォグランプ
- ウィンカーランプレンズ
ヘッドライトのアウターリムは当初、見本を預かったんですが特定に至らず調査が止まっていました。
フォグランプはレトロでカワイイオシャレなクルマをたくさん販売されている愛知県・グッドウッドパークさんより情報を頂き
DOWA製のDS-0085
ということが判明しました。(ありがとうございました。)
ウィンカーランプレンズはローバーミニ製のものを流用しているというところまでは解ったのですがそこからは調査が止まっていました。
②部品購入先として考えられる問い合わせ先に問い合わせた結果
部品購入ができる仕入れ業者として考えられた問い合わせ先は下記の3件でした。
日産部品
コペルのベースカーは日産・マーチということで日産部品経由でコペルの部品の手配が可能か?と思い問い合わせましたが全く情報を得ることはできませんでした。
ただ外装以外はマーチの部品を使用しているところが多いので現車の部品と確認しながら日産部品で手配できる商品はたくさんあります。
私はトリムのクリップを手配しました。
光岡自動車
コペルの外装は光岡自動車の部品を流用しているのでは?というネットの書き込みを元に富山県の光岡自動車さんへ問い合わせをしてみました。
こちらは全く接点が無かったので全く情報はございませんでした。
輸入車部品商
コペルの外装はローバーミニの部品を流用しているという情報をもとに輸入車専門の部品商さんへ問い合わせをしてみましたがこちらも全く情報はございませんでした。
③原点に立ち返ってミヤセ自動車さんへ問い合わせた結果
とにかく考えられる問い合わせ先へはすべて問い合わせをしましたが撃沈。
残すは当時の販売元であった「ミヤセ自動車」さんしか残っておりませんでした。
恐る恐る電話をしました。
すると営業の方から折り返しお電話を頂けました。
これまでの経緯を説明し、何とか情報が無いかお問い合わせをしたところ大変有難い情報を教えて頂けました。
なんとミヤセ自動車さんは車台番号ごとに使用している商品の情報を管理されている事が判りました。
感動モノです。
このような情報は公表されていないということでしたが時々お問い合わせがあるそうです。
今回、対応して頂いた営業のN様は大変親切に対応して下さり資料のFAXまで頂けました。
本当にありがとうございます。
④品番特定⇒発注完了
頂いた資料にはローバーミニの品番が載っておりましたので早速そのまま輸入車部品商さんへ見積もり在庫確認の問い合わせを行いました。
ヘッドライトのアウターリム
500929 /~’96年
(ヘッドライトはLUCAS製13H7922を使用していました。)
※ヘッドライトのアウターリムが入荷しました。
全く同じでした👍
ウィンカーランプレンズ
ランプ品番 AFU3389 /’88年~’96年
(オレンジレンズ&メッキリングは無い為AFU3000Gへ変更⇒AFU3000Gは販売終了でした)
レンズ品番 CDU3374W
※ウィンカーランプレンズが入荷しました。
外径、デザイン共に全く同じでした👍
フォグランプ
現車 DOWA製 DS-0085
(LUCAS製が付いている場合は入手不可)
※フォグランプが入荷しました。
旧タイプは『DOWA』ロゴがあるのに対し、今回手配したものは無地でした。
ガラスのカッティングがやや薄い感じがします。
取り付けは同じでした。
リングのアウター部分がやや対策?となっているのか違いがありました。
全く問題なく使用可能です🙆♂️
無事に発注することができました。
あとは入荷を待つだけです。
⑤古き良きクルマを残したい
いかがでしたでしょうか?
私自身、正直内心半分ぐらい諦めていたところはあったんですが
諦めずに進んでいって良い結果が出てホッとしております。
こんなにかっこいい貴重なクルマをキレイな状態で乗れないとか悲しすぎますからね。
今回はやはりミヤセ自動車さんの姿勢と対応に本当に感動致しました。
部品の供給が続く限りコペル・ボニートには生き続けてほしいと思います。
⑥思い切って乗りたいクルマに乗る愉しみ
コペル・ボニートのように希少車と呼ばれるクルマはたくさん存在します。
私も将来はクラシックカーとか乗ってみたいなぁ・・・なんて思うこともありますが
実際に悩まれている方の懸念は「修理」と「メンテナンス」ですよね。
探せば大体クリアできますので人生一度、思い切って乗りたいクルマに乗ってみるのも
男のロマンです。。。
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