クルマとバイクのIamtamuraブログ

SWM・グランツーリスモとFIATパンダに乗る自動車部品商Iamtamuraがバイクや車に関する記事を書いています

SWM・グランツーリスモというバイクの燃料タンク漏れを解決【ガスケット自作できます※追記アリ】

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※2021年5月26日、追記しました。

イタリアのストリートバイクブランド・SWM

 

グランツーリスモというバイクに乗りはじめ半年が過ぎました。

 

先日は初めてのオイル交換を終え、

 

今回はついにこの問題を解決します。

 

「燃料タンクキャップからのガソリン漏れ」

 

購入したときから「燃料タンクキャップが弱いからガソリンを満タンに入れると漏れ出すから気を付けてね~」と言われておりましたので少し少なめに入れるようにしていましたが量は全く関係なく市内を移動しているだけでかなり漏れ出してきました。

 

対策のガスケットが無いかなぁ・・・

この漏れを何とか直したいなぁ・・・

作るにもどうしら良いのか・・・

 

とお困りの方へ向けて、この問題を解決致します。

 

自己紹介

私はSR400に約2年半乗り、念願のSWM・グランツーリスモへ乗り換えました。

私がグランツーリスモに乗って感じた事や問題などをご紹介しております。

 

SWM・グランツーリスモというバイクの燃料タンク漏れを解決【ガスケット自作できます】

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①燃料タンクのキャップからガソリンが漏れ出す

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中古車の納車から少し乗り、慣れてきたかなぁと思ったときぐらいでした。

給油後に「タラ~ジワ~」とピンク色のガソリンがタンクとキャップパッキンの間から真っ白なタンクに染み出してきました。

購入時にココブルーさんからお伺いしていた通りでしたのでびっくりはしませんでしたが結構豪快に広がっていくのでそっちの方でびっくりしました。

宜しければ過去記事もご覧ください。

 

www.daikoku26.com

 

 

②純正のパッキンはかなり脆い

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純正のパッキンは薄いゴム製のものを二重にしたようなもので

タンクキャップを開けたり閉めたりするたびに真ん中あたりからヒビが入り

最終的にはパックリ避けてしまいました。

私は仕事柄「純正」というワードに絶対的な信頼と安心があるのですが

輸入車となると話は別。

かなり無茶な設計やかなり不安な部品を使っている事が結構あります。

MADE IN JAPAN のクオリティが解ります。。。

 

③自作のガスケットを作成する

「純正が一番」がモットーであるわたしも純正のガスケットを買い替える事は一旦考えず自作してみることにしました。

その前に、ネットで他社製の既製品をいろいろ探しましたが一番のネックが「既製品のサイズ・寸法が解らない」ということでした。

ですので泣く泣く諦めました。

 

と、いうことでレッツDIY

 

用意するもの
  • ゴム板(今回は厚さ3mmのものにしました)
  • カッターナイフ(よく切れる刃が良いです)
  • 定規
  • コンパス(100均にあります)
  • 型抜き機+金型(今回は偶然持っていましたので使用しました)

以上です。

 

注意点はゴム板の材質。

今回はNBR(ニトリルゴム)という材質のものを選びました。

耐油性に優れる合成ゴムです。燃料油・潤滑油用パッキング素材やオイルシール、自動車向けシール・ガスケット素材等に使われています。

 

寸法

純正のガスケットの寸法をノギスで測ります。

直径:60mm

内径:37mm

厚さ:5mm

➡実際に外して採寸すると3mm~4mmほどでした。

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工程
  1. ホームセンターへゴム板の買い出し
  2. ゴム板へ下書き
  3. 切り取り(型抜き)

1.ホームセンターへゴム板を探しに行きました。

するとパッキン用ゴム板というものを発見致しました。

100mmx100mmx厚み3mm

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2.ゴム板へ下書きをします。

  • 60mmの円を記入(私は型で抜いちゃいました)
  • 十字線を引いて中心点を記入
  • コンパスを内径37mm÷2=18.5mmに設定し、円を記入

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3.切り取ります。(型抜きします。)

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▶︎私は60mmに型を抜いてから内側を切り取りました。先に下書きされる方が良いと思います。

 

④純正と比べ装着へ

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完成したら純正のガスケットと比べてみます。

外径・内径・厚みが問題無かったらキャップへ装着します。

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装着後、漏れが収まりましたら完了です。

※2021年5月26日追記

実際にガソリン満タン給油し、20キロほど走行しました。

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これまででしたらガソリンスタンドから家までの3キロの間にガソリンが漏れ出していましたが約20キロ走行しても全く滲みすら見受けられずピタッと止まっております。

パッキン自体もガソリンの成分に負けておらず

しっかりとしておりました。

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⑤愛車に触れてみよう

 私はバイクに乗る前・降りた後にバイクを見るようにしています。

エンジンにオイルが滲んでいたり汚れていたり・・・

今回のような目に見える位置でのトラブルはすぐ見つかりますが

乗っているだけでは気づかない事がたくさんあります。

まずは自分の愛車を観察して実際に触れてみましょう。

そして時には調べたりしてみると新しい発見があります。

 

SWMのような輸入車はトラブルが多いような印象ですが

愉しみながら乗るとトラブルにも立ち向かえます。

どうしようもないときは取扱店さんへ相談しましょうね💦

 

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